楽天のドラフト2位・黒川史陽内野手(18)=智弁和歌山=は「ポスト浅村」の期待もかかる身長182センチの大型内野手。13日の日本ハムとの練習試合(名護)では、「8番・二塁」で先発出場。右翼線へ二塁打を放つなど“実戦デビュー戦”でも存在感を見せた。
その声は裏返っていた。「お願いしま~す」。久米島キャンプ第2クール初日の6日、黒川は三木肇監督(42)から居残り特守でノックを受けた。二塁、遊撃、一塁と守備位置を変えながら約1時間、みっちり汗を流した。
午前中からハードな練習をこなしていたとあって、途中からはヘロヘロに。ノックを受ける前の“声だし”では、まともに声が出ない場面もあった。
疲れがあっても当然だ。久米島での1次キャンプ(1~9日)では午前8時頃の早朝練習から始まり、午後8時過ぎまで夜間練習でバットを振り込んだ。
6日に一緒に特守をこなした鈴木大地内野手(30)は「自分が18歳の時に同じ練習はできなかったと思う。(黒川は)体も強いしハートの強さもある」とたたえた。
本来、黒川の1軍帯同は久米島での1次キャンプまでの予定だったが、11日からの金武町での2次キャンプでも1軍に帯同。三木監督は「想像以上に高卒でこんなにできるんだという感想」と、久米島キャンプでのMVPに指名した。
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日本ハムとの練習試合の8回、右翼線へ二塁打を放った黒川(カメラ・池内 雅彦)
黒川史陽
楽天のドラフト2位ルーキー黒川史陽内野手(18)が13日の練習試合、日本ハム戦(名護)で“デビュー”する。三木肇監督(42)が「どこかで使います」と明言した。
12日のフリー打撃ではマウンドに立ったMAX158キロ右腕、J・T・シャギワから右中間へヒット性の当たり2本をマーク。新外国人が柔らかいマウンドとネットに囲まれる日本式「フリー打撃」に戸惑ったことを差し引いても、自信にはなった。
「まずコンタクトを心掛けたけど、自分のスイングとプロの球が一致した」。初々しい表情で切り出すと「あすも先輩に負けないくらい目立っていく。自分をしっかり出したい」と“プロ初安打”に意欲を燃やした。
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<楽天キャンプ>ロングティーで汗を流す黒川 (撮影・白鳥 佳樹)
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新人合同自主トレでノックを受ける楽天ドラフト2位の黒川史陽
<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>
らしさが出ているなと思った。楽天新人合同自主トレ2日目の1月12日。記事で読んだ、楽天ドラフト2位黒川史陽内野手(18=智弁和歌山)の言葉だ。
「ご飯を食べて、練習をしての最高の環境。自分にとって今が生きている中で一番幸せです」
常々口にしていた「プロ野球選手になる」夢をしっかりかなえた。背番号「24」をもらい、楽天のユニホームに袖を通し、この上ない環境にうれしい悲鳴を上げているようだった。
高校時代に何回も取材をさせてもらっていた身として、こちらまでうれしくなった。